矯正治療の流れ・料金FLOW
歯列矯正専門だからできる治療
〜スタッフ・環境・設備が充実〜
100年以上の歴史がある矯正治療において、積み上げられてきた矯正治療に関するデータ、科学的根拠に基づいて当院は矯正治療を行っています。
従来からの治療方法、新しく導入され安定した治療結果を残している治療方法をそれぞれの症例に応じて選択し、安全に行う事をコンセプトにしています。治療前後の比較、経時的な観察に必要なセファログラム撮影装置による分析を必ず行います。歯列矯正治療のための設備を備えています。スタッフも矯正治療に関しての十分な知識と技量を持っています。
初診相談のご案内常勤の矯正医により、いつでも対応可能、日曜診療あり、矯正歯科・一般的な歯科治療の両面から効率的な治療が可能
有馬歯科・矯正歯科で矯正治療を開始される患者様は、当院で矯正治療を経験された患者様のご紹介が多く、最初に相談に来られた時は、矯正治療に対して心配・不安を抱えておられます。
初診相談の目的は、それらの不安・心配事を解消することです。
矯正治療の流れflow
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1
初診相談(要予約)
患者様のご希望をお聞きし、お口の中を診査した後に不正咬合を確認します。矯正治療についてご説明いたします。
疑問や不安な事などお気軽にお話ください。転居や進学等で当院以外での治療をお考えの方は、他エリアの矯正歯科クリニックをご紹介いたします。 -
2
精密検査
エックス線撮影、口腔内・顔面写真撮影、歯の型取り、むし歯、歯周病の検査などを行ないます。
検査結果は約2~3週間後にご説明いたします。 -
3
診断説明
検査結果をもとに分析を行い、患者様に適した治療方針、装置の種類、治療費のお支払方法等について詳しい説明をいたします。
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4
矯正装置の装着
患者様に適した矯正装置を装着します。装置の使用方法やお手入れについてご説明いたします。
装着後は、むし歯、歯肉炎の予防の為、歯磨き指導、口腔内清掃を行います。 -
5
治療開始
装置装着後、月に1度ほど通院していただきます。
治療期間は歯を抜かない時と、歯を抜いて矯正治療する場合で異なりますが、平均して約2年ほど必要となります。 -
6
矯正装置撤去 ~保定開始~
お口の中にある矯正装置から解放される日です!矯正装置をすべて外し、ナノ粒子のトリートメント剤を用いて歯を、きれいに研磨します。そして非常に大切な保定の開始です。
「後戻り」を防ぎ、綺麗な歯並びを維持する為に保定装置(リテーナー)をお渡しします。
保定装置は、透明のマウスピースタイプと、従来のワイヤーを用いるタイプがあります。
患者様とご相談の上、決定いたします。
保定期間中は、歯を光沢のある健康な状態に保つエナメルトリートメントを行ないます。咬み合わせの状態、保定装置の適合、破損の有無を確認いたします。
矯正治療にかかる料金大学病院矯正歯科と同程度に設定させて頂いております。(分割払い可)
小児の矯正治療(I期治療)
初診相談 | 0円 |
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精密検査 | 35,000円(税込38,500円) |
診断説明 | 10,000円(税込11,000円) |
I期治療開始 10回~30回程の治療回数 |
350,000円(税込385,000円)I期治療終了~永久歯列完成までの期間は半年ごとの経過観察 |
II期治療 18回~30回程の治療回数 |
350,000円(税込385,000円)12歳ころからⅡ期治療に移行します。(おとなの矯正治療へ移行) |
装置撤去 保定開始 |
マウスピースタイプのリテーナーは最初の矯正治療料金に含まれています。リテーナーを追加する場合、装置代金を別途申し受けます。 |
※調整料 5,000円/月(税込5,500円/月)
成長に応じて装置の変更や装置の数が増える場合がありますが治療費の追加はありません。Ⅰ期治療中に部分的にブラケット装置を付けて治療する場合もありますが、治療費の追加はありません。治療の進行上、1か月以内に2、3回の通院が必要な事もありますが、かかる費用は1回分の調整料のみとなります。
おとなの矯正治療(II期治療)
初診相談 | 0円 | ||||||||||||
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精密検査 | 35,000円(税込38,500円) | ||||||||||||
診断説明 | 10,000円(税込11,000円) | ||||||||||||
矯正治療開始 18回~30回程の治療回数 |
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装置撤去 保定開始 |
リテーナー(保定装置)装置代金は、別途申し受けます。リテーナーによる歯列の維持は生涯をとおして必要です。 |
※調整料 5,000円/月(税込5,500円)
治療の進行上、1か月以内に2、3回の通院が必要な事もありますが、かかる費用は1回分の調整料のみとなります。
● 分割払い対応 | 治療費の分割を設定いただけます。手数料等はかかりません。 |
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● 治療費の減額について | 当院で兄弟姉妹で矯正治療を受けられる場合は、治療費の減額を行っております。 |
● 医療費控除について | 自分自身や生計を一つにする家族のために一年間支払った医療費の総額に応じて還付申告すると所得税が還付されるものです。 矯正治療が必要と認められた年齢のお子さまの不正咬合の歯列矯正治療の費用、通院に付き添う交通費は、医療費控除の対象になる場合があります。 対象期間はその年の1月1日から12月31日までに支払った医療費です。 詳しくは、受付にご確認ください。 |
当院での矯正治療方法患者様と十分相談の上、決定いたします
有馬歯科・矯正歯科は、小さなお子様から大人の方まで安心して、ご来院いただけるよう様々な取り組みを実施しております。
舌側矯正
歯の裏側に矯正装置を装着します。マルチブラケット装置とワイヤーが隠れます。
結婚式などを控えている方や管楽器を演奏される方にも向いています。
また、装置が唾液にさらされやすいため虫歯になりにくいとされています。
歯の表側からの矯正治療
一般的な矯正治療テクニックです。
歯の表側にマルチブラケット装置を装着して歯を動かしていきます。
マウスピース型
カスタムメイド矯正歯科装置
(インビザライン)透明なマウスピース状の矯正装置(アライナー)を使って歯を動かす治療方です。
装置が目立つことなく歯を動かせる治療方法です。
取り外して洗浄、ブラッシングできるので、衛生的です。
当院でのマウスピース矯正についてはこちら
マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置についてワイヤー矯正治療を専門に行う歯科医師がマウスピース矯正治療を担当
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ワイヤーによる矯正歯科治療を専門に行なっている常勤の歯科医師がマウスピース矯正治療を担当、歯の移動が不十分な時の対策として、治療途中でもワイヤーによる矯正治療に切り替えが可能です。
治療費の追加はありません。ワイヤー矯正と同じく矯正臨床の多くの経験と技術が必要な施術です。 -
頭部エックス線規格写真を撮影し、矯正医による矯正診断・治療計画の立案を行っています。
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3D治療計画ソフトを使用し、患者様の治療計画を立案します。
予測される歯の最終的な位置と治療期間を確認できます。
マウスピース矯正は、透明の矯正装置(アライナー)を歯に装着して歯並びを矯正する治療方法
一人ひとりの歯に合わせて作製されるオーダーメイドの矯正装置を装着し、治療の段階に合わせて新しい装置に交換しながら徐々に歯を動かし、歯並びを矯正します。
矯正装置(アライナー)は従来のワイヤー矯正と比較して非常に目立ちにくい装置です。
「歯並びに悩んでいて治したい。だけど、目立つ治療はイヤ・・・」といった要望に答える矯正方法です。
今までの治療は一度器具を装着すると治療が終わるまで器具をとることができませんでした。
マウスピース矯正は食事のときなど場合に応じて自分で着脱をすることが可能です。
いつも口腔内を清潔に保てます。
唇や口の中の粘膜などを傷つけるリスクが低くなる、金属を使用しないマウスピース矯正
金属を使用しないマウスピース矯正は、唇や口の中の粘膜などを傷つけるリスクが低くなります。
従来の装置のように治療期間中に金属等の装置が歯から外れてしまい緊急に来院する必要が少ないことも特徴のひとつです。
歯を移動させる量が少ないケースであれば、数か月で終わることもありますが、複雑なケースでは、2年以上かかることもあります。
平均的な治療期間は、1年~2年と言われています。治療期間は治療計画、装置の使用状況によって異なりますが、従来の矯正治療とほとんど変わりがありません。
マウスピース矯正の治療ステップも従来の矯正治療と同じように、初診相談から始まります。
治療の主な流れは、「カウンセリング(初診相談)」→「精密検査」→「治療計画の説明」→「矯正治療開始」となります。
精密検査では写真撮影・X線撮影およびデジタルスキャンによる歯列の型取りを行います。
当クリニックは常勤の矯正医による担当医制です。
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)のデメリット・注意点
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)は、ブラケット装置に比べて、装置が目立ちにくい・痛みが少ない・装置が外せるといったメリットがありますが、デメリットがあるのも事実です。
デメリットも把握したうえで、納得して治療を受けていただけるよう、当院ではデメリットも含めた治療説明を行っています。矯正治療をお考えの方は、お気軽にご相談ください。
- 自己管理が重要になります。
- 正しい装着方法で1日20時間以上装置を使用しない場合、治療計画の通りに歯を動かすことができません。医師の指示に従って装置を使用しなければ、治療期間が延長する場合もあります。
- 補助矯正器具が必要になる場合があります。
- お口の中の状態によっては、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)のみで治療できず、補助矯正器具が必要になる場合があります。
- 歯を移動させることにはリスクがあります。
- マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)に限ったことではありませんが、治療によって歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。また、保定装置を使用しなければ後戻りが起こる可能性があります。
- 装置を紛失した場合、別途費用が発生します。
- マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)はご自身で取り外せるというメリットがありますが、紛失したり壊してしまったりした場合には、再製作が必要になり、別途費用が発生します。
- マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)は薬機法の対象外です。
- 当院が採用しているマウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)は、日本の薬事法上の医療機器、および歯科技工士法上の矯正装置に該当しません。
そのため、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
矯正治療は、健康をより増進させる医療
矯正治療は歯ならびをきれいに揃え、口元の形を整え、虫歯や歯周病になるのを防ぎ、発音を明瞭にするとともに、食物を良くかめるようにして健康を一段と増進させようとする医療なのです。
「わたしの歯はとてもダメ!」とあきらめてしまう前に矯正医に相談してみましょう。成人の方も多く受けられています。
年数をかけて歯を動かしていく矯正治療は多少の時間を要しますが、必ず満足していただけるでしょう。
当クリニックでは、歯の舌側に装置を装着する方法、歯の表側に装置を装着する方法、透明のマウスピースを用いる方法を行なっています。
子どもの矯正治療についてのQ&AQ&A
- 矯正治療はいつくらいから、はじめたら良いのでしょうか?
- 6歳くらいから、交叉咬合、反対咬合、顎の偏位などが認められる場合には、あごの成長発育や咬合性外傷などの問題があるので、早い段階での対応が必要となります。
乳歯列が完成している時期(3歳頃)にこれらの骨格的不正が認められる場合には、早期治療を必要とすることがあります。また、舌小帯付着異常、吸指癖(指しゃぶり)等の有無を確認し、問題が認められる場合、親御様にご説明いたします。 - 矯正治療は何年ほどかかりますか?
- 永久歯列期の全体的な治療に要する期間は2年~2年半程度です。歯を抜かない場合と歯を抜く場合で異なります。
非抜歯で矯正治療を行うことを基本としていますが治療後の歯列の安定性を第一に治療計画を立案するため、抜歯が必要な場合もあります。
Ⅰ期治療(小児の矯正治療)では、混合歯列期から永久歯萌出完了までの治療、管理を行ないます。成長を観察し永久歯列期の全体的な治療に移行する場合では、治療期間が長期に及ぶ場合があります。矯正装置には自由に着脱が可能なタイプがあります。その効果は使用状況・装着時間に依存されます。 - 学校の歯科健診で歯並びが悪いと指摘されました。矯正治療をしないでほっておくとどうなりますか?
- 学校歯科健診では、乱杭歯(叢生)、開咬、受け口(反対咬合)などの自然治癒する可能性が低い状態を不正咬合として指摘されます。不正咬合を放置した場合、成長とともに機能や形態、心理面に障害を及ぼすことが考えられます。
矯正治療の目的は顎骨の成長や歯列の発育に異常が認められる場合に、その原因を除去し、望ましい成長や正常な機能の回復を図ることです。 - 3歳ですが矯正治療は可能ですか?
- 3歳ですと乳歯のみで永久歯はまだ萌出していません。乳歯列期から早期に治療を開始することが必ずしも患者様の利益につながらないことも多いため、本人の理解が得られ、ある程度自分でモチベーションが保てるようになる混合歯列期に治療を開始するのが良いかと考えます。
治療期間についてduration of treatment
矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療です
矯正歯科治療の一般的な治療期間と通院回数について
治療期間:二年半から三年半です。
通院回数:おおよそ30回から42回です。
ここ数年でマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置による矯正治療の知名度が上がっています。この装置は審美性に優れ、治療にも有効である反面、歯科医師であればだれでも扱えるというような簡単な矯正装置ではありません。
大学などの専門教育機関で日本矯正歯科学会が規定する修練を積んだ矯正歯科医の診断を受け、適切な治療を受けられることを強くおすすめします。
薬機法において承認されていない医療機器「インビザライン」について
当院でご提供している「マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。
未承認医療機器に該当
薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2023年5月最終確認)。
入手経路等
インビザライン・ジャパン株式会社より入手しています。
国内の承認医療機器等の有無
国内では、インビザラインと同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2023年5月最終確認)。
諸外国における安全性等にかかわる情報
現在世界100カ国以上で提供され、これまでに900万人を超える患者さまが治療を受けられています(2020年10月時点)。情報が不足しているため、ここではインビザラインの諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。なお、日本では完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
矯正歯科治療に伴う
一般的なリスクや副作用についてrisk
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間1、2週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。